Contingency learning in human fear conditioning involves the ventral striatum 2009 Human Brain Mapping
恐怖刺激とその予期手がかりの間の随伴性の検出と学習をする能力は環境に対処するための重要な機能である。随伴性の知覚は条件刺激と無条件刺激の関連性を言語化する能力と関連する。条件反応としての恐怖の随伴性の知覚の影響は議論が白熱しているが、人間の恐怖学習において随伴性の知覚の過程の形式の背後にある神経相関に対する注意はわずかにしか払われていない。近年の動物研究は腹側線条体がコの過程に関与していること示しているが、ヒトの研究において腹側線条体はポジティブ感情との関連を示すのものがほとんどである。この問題を検証するために、我々は4つの古典的恐怖条件付けの研究を随伴性知覚の3つのレベル(随伴性の知覚が無い被験者、随伴性の知覚がある被験者、教示によって随伴性の知覚を事前に得た被験者)で腹側線条体を再解析した(N=117)。結果から腹側線条体は随伴性の知覚があった被験者でより活動していたことが示された。興味深いことに教示で随伴性の知覚を得た被験者ではコの活動はみられなかった。我々は腹側線条体が随伴性の知覚を条件付けづけの時に得たか条件付けの前に得たかかということにかかわらないと予想する。腹側線条体は随伴性の知覚無しから随伴性の知覚ありへ移行する時に重要であるように考えられる。
若干古い論文だがなかなか面白い。随伴性の知覚はうつ病でも言われることだが、結果が報酬か罰かは関係なく腹側線条体は重要なようだ。
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