2011年9月28日水曜日

認知的再評価の実行ー維持モデルの検証

A test for the implementation-maintenance model of reappraisal 2011 Frontiers in Psychology

認知的再評価は感情刺激によって喚起される感情を変化するために、感情刺激を解釈したり始動する際に、意識的に着実な変化を生じさせる方法であると定義されている。認知的再評価は不安を含めてネガティブな情動をdown-regulateするために用いることもできる。現在、認知的再評価に媒介する認知過程や神経基盤を明らかにすることに関心が集まっている。我々は近年認知的再評価が時間的に変化し、ダイナミックで複数の要素を持つ過程であると概念化したIMMO(implementation - maintenance model)モデルを提唱した。IMMOの重要な主張は、認知的再評価のエピソードが方略の選択や作業記憶内での認知的再評価を行う題材の想起といった初期の実行段階と、作業記憶とパフォーマンスの監視過程を含む後期の維持過程によって特徴づけられるということである。これらの過程は異なる神経回路によってサポートされると思われる。我々は、脅威に対してdetatchmentするパラダイムとfMRIを用いて、認知的再評価と関連する脳活動が、認知的再評価のエピソードの進行に伴って外側前頭前皮質の後部から前部へ移行するという結果を見いだした。我々のデータは認知的再評価の2つの異なるステージの存在を初めて示した。

結果はクリアだが、予想された領域の変化ではなかったのではないだろうか?実験パラダイムはシンプルだが解析は複雑に見える。しかし、IMMOは説得力のあるモデルと思うので今後さらに検証を進めていくだろう。

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