2010年3月22日月曜日

感情に焦点を当てる:マインドフルネスは悲しみの神経表出を変える

Farb NA, Anderson AK, Mayberg H, Bean J, McKeon D, Segal ZV. 2010 Minding one's emotions: mindfulness training alters the neural expression of sadness. Emotion. 2010 Feb;10(1):25-33.

ネガティブな感情を和らげ、耐性を増すことはメンタルヘルスの特徴である。マインドフルネストレーニング(MT)はそのような結果をも足らずものの、作用機序は殆ど知られていない。本研究では、fMRIを用いて8週間のMTを受けた群と待機群の悲しみ気分の誘導と関連した神経活動を比較した。悲しみ気分は自己関連づけと関連した脳領域広範の活動をもたらした。主観的評価が等しかったにもかかわらず、MT群は耐性感覚野の活動が増加した。これらの領域の活動は、抑うつ症状の減少と関連していた。

マインドフルネスはあまりよく知らないが、その理由は作用機序が不明瞭で了解できない部分が多いからだろう。このような神経活動から作用機序を検討する試みが進んでいけば、作用機序が明確になって理解ができるようになるかもしれない。

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