How effective are acceptance strategies? A meta-analytic review of experimental results. 2012 Journal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatry
心理的アクセプタンスに関する実験的研究からはアクセプタンスが他の情動制御方略より優れているということに関して一致しない結果が示されている。アクセプタンスとその他の情動制御方略の実験的比較の結果について検討したレビューが欠けている。本論文ではそのギャップをメタアナリシスによって埋めることを目的とした。30の関連した研究を同定した。多くの研究からはアクセプタンスが疼痛の認容性、ネガティブ情動、思考の確信度において他の情動制御よりも優れていると報告している。メタ分析の結果は疼痛の認容性に関する知見を再現した。アクセプタンスは小から中程度の効果量を示した。疼痛の強度と情動に関してはメタアナリシスからはアクセプタンスと他の情動制御方略の間に有意差はみられなかった。要約すると、アクセプタンスは疼痛の認容性に関しては他の情動制御より優れていることが示された。将来の研究においてはアクセプタンスや他の情動制御方略に反応する被験者の個人差について検討するべきであろう。アクセプタンスは少なくとも慢性疼痛や抑うつに関して他の情動制御方略と同様に有用である。
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